漫画「モアザンワーズ 」のこと(ネタバレを含みます)
前回のブログにも書いたが、私は家族でも恋人でも友達でもない関係性にそそられる性質である。
そんな私の食指が動いた作品がこちら。
モアザンワーズ (1) (バーズコミックス スピカコレクション)
- 作者: 絵津鼓
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2015/10/24
- メディア: コミック
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漫画「モアザンワーズ 」は、男2人女1人の友達以上のちょっと不思議な三角関係について書かれた物語である。(詳しくはAmazonのあらすじを参照して下さい)
この物語は、えいちゃん、マッキーの男性2人が恋人として付き合い始めること、えいちゃんのお父さんが同性愛に反対すること、そして子どもという4番目の登場人物が現れることによって、あやういバランスで均衡が保たれていた三角関係が完全に崩れてしまう。
読後感は正直言ってあまり良いものではなく、やるせない気持ちになるんだけど(そのおかげで一晩眠れず辛い気持ちを引きずってしまった)、じゃあどうすれば完璧なハッピーエンドだったのか、と言われても明確な答えが出てこない。どんな結末になってもこの三人の関係は崩れてしまっただろう。
いい塩梅で全員がハッピーになるなんて、体のいいファンタジーなんだな、と思い知らされた。
ザワザワするのはわかっていても、時々こういう漫画を読みたくなってしまうんだよな。