『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』を読んで、いつぞやのメガネの彼を思い出した
筏田かつらさんの「君に恋をするなんて、ありえないはずだった」を読みました。
君に恋をするなんて、ありえないはずだった そして、卒業 (宝島社文庫)
- 作者: 筏田かつら
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 文庫
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千葉県南総にある県立高校に通う地味で冴えない男子・飯島靖貴は、勉強合宿の夜に、クラスメイトの北岡恵麻が困っているところを助けた。それから恵麻は、学校外でだけ靖貴に話しかけてくるようになった。しかし靖貴は恵麻に苦手意識を持っていて、彼女がどうして自分に構うのかわからない。地味系眼鏡男子と派手系ギャル。絶対に相容れないはずの二人に起きる、すれ違いラブストーリー。 (「BOOK」データベース)
これはライト文芸というジャンルに入るのかな?たまたま手に取った本だったけど、いつかラノベ系にも手を出したいと思っていたので丁度よかったです。
胸がギュッとした
そういえばこんな感じの子好きだった
そういえば私も、高校1年生の頃、地味で、メガネで、髪の毛セットなんてしたことありませんみたいなクラスでも目立たないタイプの男の子が気になってたんですよね。なんかシャイな感じが新鮮で可愛いなーと思って。
仲良くなりたいからグイグイ話しかけたりしてたんですけど、いつもちょっとビビられてるというか、ガッツリ距離とられてました。会話するときもいつも逃げ腰だったし。向こうから積極的に絡んでくることもなかったので、私は「苦手な女の子」にカテゴライズされていたと思います。ちくしょう。(でも当時の私はわりと無敵だったので、そんなのおかまいなしでした)
そんなこんなで結局仲も深まらないままクラス替えになっちゃって、1ミリも甘酸っぱい感じにならずに終了。
その後全く違うタイプの(ちょっと不良っぽい)他校の人と付き合ったので、彼のことはすっかり忘れてたんだけど、最近地味男子が主人公の小説や漫画ばかり読むもんだから、ちょこちょこ思い出します。女の恋愛は上書きと言いますが、負け戦だけは結構覚えているものです。
あの頃彼がどんなこと考えていたか知りたい。というか妄想したい!!そしてできればハッピーエンドでお願いします!!この「君に恋をするなんて~」シリーズはそんな私の願望を叶えてくれる小説でした。
こういう青春小説を読んでると、あのとき私ももっとやれることがあったんじゃないかなぁとか、もっとうまく立ち回れたんじゃないかなぁとか考えてしまいます。具体的に言うと、彼の友達とも仲良くなってもっと外堀りから攻めるべきだったな、とか笑 みんなそんなこと考えたりするもんなのかな?
そして街中で高校生を見かけるたびに「あぁ、この子たちには未来しかない……」と嫉妬半分、尊い気持ち半分で見てしまう私がいたりして。(ババアかよ)
ま、どうせこれからもっと歳を取って30代の自分を振り返ったとき、あの頃は若かったなんて言うんでしょうけど。今を生きるって簡単に言うけどなかなか難しいものです。
おわりに
大学入試の小論文ぶりに長い文章を書きました。乱筆失礼しました。
構成もめちゃくちゃだし、語彙力ないし、言葉の使い方も間違っているかもしれませんが、心の目で本質だけ読み取って頂けると幸いです。
私読書感想文は苦手だし、まして「この作品の文体が~」なんてクソつまんない話をしても面白くないので、今後もこんな感じで自分の経験談などを交えながら作品の紹介をしていければと思います。
では。
地味男子が主人公の物語
最近読んだ漫画で一番好き。つっつん好き。
人生ベスト小説かもしれない。これについてもいつかブログで書きたいな。